今回は、Ankerから発売されたPowerCore Magnetic 5000を紹介します。
概要
- iPhone 12シリーズに採用されたMagSafeに対応したモバイルバッテリ
- iPhone 12シリーズならば背面の磁石で固定される
- iPhone 12シリーズ以外でもqi対応の充電器として利用可能
- 容量 5,000mAh
- サイズ 93 x 63 x 16mm クレジットカードサイズ
- 重量 133g
- ワイヤレス出力 5W
- 有線出力 10W
- ワイヤレス出力と有線出力は同時利用不可
iPhone 12に最適! しっかりくっついて離れない!
MagSafeの発表を見たときから、いずれ各社から発売されると思っていた対応モバイルバッテリですが、ようやく最大手Ankerから発売されました。
iPhone 12の背面に近づけるだけで、ピタッとくっつきます。
磁力はかなり強力で、かなりしっかりと固定できます。
持ちやすいサイズだが、容量は少なめ
私が使用しているのはiPhone 12 Pro Maxですが、持ちやすいです。
重さも133gなので、合わせてもスマホ2台分というところです。
私は普段からAndroidスマホと2台持ちしていることもあり、重さは気になりません。
バッテリ容量は5,000mAhと少なめ。
さらに、ワイヤレス充電はロスも大きめ。
iPhone 12 / iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Maxへの満充電回数は1回未満になるそうです(公式サイトから)。
12 miniが2,227mAh、12と12 Proが2,815mAh、12 Pro Maxが3,687mAhなので、実際に充電できる容量は2,800mAh以下というところでしょうか。
充電速度は5Wで遅い
MagSafeの充電は、純正のMagSafe充電器のような急速充電には対応していません。
背面にくっつけても、純正のようにiPhoneの画面に円を描くアニメーションは表示されません。
出力は5Wなので、qiの規格としても一番遅い充電速度です。
実際にiPhpne 12 Pro Maxに充電してみました。
バッテリ残が41%から充電を開始して、2時間20分で+48%の89%まで充電できました。
やはり遅いですね。
この時点で、PoweCore magnetic 5000のインジケータは、25%を表示していました。
1,800mAhを充電するのに、3,750mAhを使っている計算なので、実際に充電できる容量はカタログ値の半分2,500mAh程度といったところでしょうか。
ちなみに、有線でつなぐと10Wで充電できますので、急ぐ場合は有線を使うのも手です。
充電速度は遅いけど、あと少しバッテリを持たせたいときに
ということで、Anker初のMagSafe対応充電器は、性能的には今ひとつでした。
しかし、本機の利点は、なんといってもMagSafeで本体にしっかりくっつくというところですね。
もともと5,000mAhと容量は少なめですが、重くない分、かばんに入れていつでも持ち歩けます。
そして、あとちょっとバッテリ残が心もとないというときに、さっと取り出してピタッとくっつければ、充電しながら使うことができて便利です。
私は、いつもAnkerのPowerCore Slim 5000を持ち歩いていて、いざというときは短いケーブルを使って本体と一体で保持して使っているのですが、これからはこのPowerCore Magnetic 5000を持ち歩きたいと思います。
ただし、噂では、Appleも同様のモバイルバッテリを準備しているようです。こちらが急速充電に対応してきたら、本機の価値は微妙になりますね。
今回は、Ankerから発売されたPowerCore Magnetic 5000を紹介しました。